
地域eSIMは「名前の数字が大きいほう」で選ぶものではなく、行程の端にある国で決まります。co:simのアジア系プランでは、Asia (14 areas) に中国本土とシンガポールが入らず、Asia (20 areas) にカンボジアとマカオが入らず、East & Southeast Asia (12) にインドが入らず、Asia-Pacific (20, incl. AU/NZ) だけがオーストラリアとニュージーランドに届く一方で、唯一台湾を含みません。
対象国リストは入れ子になっていないため、「とりあえず広いほうを買う」は両方向に外れます。この記事では、各プランが現時点で実際にカバーする国、行程のどの一区間が選択を決めるのか、そして選んだあとに効いてくる日次上限・速度制限・チャージ可否の違いを整理します。
地域プランはそれぞれ独立した商品で、各市場の回線契約が許す範囲で対象国リストが組まれています。リスト同士がきれいに重なる理由はどこにもないため、狭いプランに入っている国が広いプランには入っていない、という並びが普通に起こります。
読み方にも影響します。プラン名の中にある数字は供給側の「areas」表記で、URLのスラッグはページの短縮表記にすぎません。どちらも「何か国使える」という約束ではありません。判断の根拠はプランページに並ぶ対象国リストだけで、支払う前に予約確認書と突き合わせるべき項目です。

| プラン名(実名) | 対象国リスト | 見落としやすい欠け | 最長有効期間 |
|---|---|---|---|
| Asia (14 areas) | バングラデシュ、カンボジア、香港、インド、インドネシア、日本、ラオス、マカオ、マレーシア、フィリピン、韓国、台湾、タイ、ベトナム | 中国本土、シンガポール | 30日 |
| Asia (20 areas) | バングラデシュ、中国本土、香港、インド、インドネシア、日本、カザフスタン、キルギス、ラオス、マレーシア、パキスタン、フィリピン、シンガポール、韓国、スリランカ、台湾、タイ、ウズベキスタン、ベトナム | カンボジア、マカオ | 30日 |
| East & Southeast Asia (12) | カンボジア、中国本土、香港、インドネシア、日本、マカオ、マレーシア、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナム | インド、バングラデシュ、ラオス、フィリピン | 30日 |
| Asia-Pacific (20, incl. AU/NZ) | オーストラリア、カンボジア、中国本土、香港、インド、インドネシア、イスラエル、日本、クウェート、マカオ、マレーシア、ニュージーランド、パキスタン、フィリピン、サウジアラビア、シンガポール、韓国、スリランカ、タイ、ベトナム | 台湾、バングラデシュ、ラオス | 180日 |
| Southeast Asia (7) | カンボジア、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム | 東アジアと西アジア全域 | 180日 |
表は「例外」から読みます。5つのうち4つが日本・韓国・マレーシア・タイ・ベトナム・インドネシアに届くので、これらが決め手になることはほとんどありません。実際に決めるのは中国本土、シンガポール、台湾、カンボジア、マカオ、インド、そしてオーストラリア・ニュージーランド区間です。
どちらかが入るなら Asia (14 areas) は外れます。対象国リストにどちらもありません。Asia (20 areas)、East & Southeast Asia (12)、Asia-Pacific (20, incl. AU/NZ) は3つとも両方を含みます。つまり東京・上海・シンガポールの行程では、候補が3つで、静かに外れるものが1つあります。
台湾は Asia (14 areas)、Asia (20 areas)、East & Southeast Asia (12) に入りますが、Asia-Pacific には入りません。カンボジアとマカオは Asia (14 areas)、East & Southeast Asia (12)、Asia-Pacific に入りますが、Asia (20 areas) には入りません。台北とシェムリアップを組む行程が一番やりにくく、両方を持つのは Asia (14 areas) と East & Southeast Asia (12) だけ、さらにラオスまで含むのは前者だけです。
この一覧でどちらかに届くのは Asia-Pacific (20, incl. AU/NZ) だけで、イスラエル、クウェート、サウジアラビアも含みます。引き換えに台湾、バングラデシュ、ラオスが外れるため、台北発シドニー着のような旅程は素直に2枚使うほうが確実です。
カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、パキスタン、スリランカに届く広い層は Asia (20 areas) です。中央アジアが旅の一区間ではなく主題そのものなら、その形の行程向けに Central & South Asia (5) という狭い区分が用意されています。
かなり違い、プラン名はそれを隠します。Asia (20 areas) の対象国リストでは、中国本土のChina Mobile・China Unicomが5G、日本のNTTドコモ・KDDI au・楽天モバイルが5G、韓国のSK Telecomが5G、一方でラオスはUnitelの3G、パキスタンはJazzの4Gです。ベトナムはMobiFoneとVietnamobileの4Gです。
これは1つの商品の癖ではなく、地域全体の傾向です。ITUは5Gが世界人口の半分以上に到達し、モバイルブロードバンド契約の3分の1超を占める一方、カバレッジは高所得国に偏り続けていると報告しています。規模の差も効きます。インドだけで2026年3月時点の無線契約数は12億6573万で、ラオスとは負荷の性質がまったく違います。
実務的な結論は、データ量は一番強い区間ではなく一番弱い区間に合わせて見積もることです。ソウルで余裕に見えた30日の固定GBプランは、3G区間では再読み込みの分だけ早く減ります。

主に3点で、対象国の表よりも効きます。
日次上限か固定GBか。日次プランは24時間ごとに枠が戻り、使い切ると停止ではなく速度制限になります。制限後の速度は共通ではありません。Asia (14 areas) の1GB・2GB・3GB日次は1Mbpsまで、Asia (20 areas) は384Kbpsまで、East & Southeast Asia (12) は128Kbpsまで落ちます。1Mbpsなら地図とメッセージは動きますが、128Kbpsはほぼテキスト専用です。
チャージ可否。多くの層には再インストール不要で延長できる30日プランがあります。例外は Asia (20 areas)、East & Southeast Asia (12)、Southeast Asia (7) の500MB/1日の入口プランで、これはチャージ不可なので、その1枚は1日分のデータで終わりです。
有効期間の上限。180日に届くのは Asia-Pacific (20, incl. AU/NZ) と Southeast Asia (7) の2層で、どちらも50GB/180日を売っており、Asia-Pacific にはその下に20GB/90日もあります。数か月かけて回るなら、30日プランを積み重ねるより素直です。
いずれもデータ専用で、電話番号は付きません。通話やメッセージはアプリ経由になります。co:simの各プランページには接続先の回線、インストール期限、有効期間が初回接続開始か購入時開始か、チャージ対応の有無が書かれています。地域単位ではなく、買う予定のプラン単位でこの4項目を読んでください。
両方を含むのは2つです。East & Southeast Asia (12) は中国本土・香港・マカオ・台湾に加えて、日本、韓国、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、カンボジア、インドネシアを含みます。Asia (20 areas) も中国本土と台湾を含み、さらに西のパキスタン、スリランカ、中央アジア3か国まで伸びます。
選び分けは「他に何が必要か」で決まります。East & Southeast Asia (12) はカンボジアとマカオを持ち、Asia (20 areas) は代わりにインド、バングラデシュ、ラオス、フィリピンを持ちます。Asia-Pacific (20, incl. AU/NZ) はここでは答えになりません。中国本土は含みますが台湾を含まないからです。支払う前に、co:simのプランページの対象国リストを自分の予約と突き合わせてください。1区間の欠けが、1枚で済む旅を2枚にします。
いいえ。地域eSIM選びでいちばん高くつく思い込みがこれです。対象国リストは入れ子ではないので、見出しの数字が大きいほうが小さいほうを丸ごと含むとは限りません。Asia (14 areas) はカンボジアとマカオを持ち、Asia (20 areas) は持ちません。Asia (20 areas) は台湾を持ち、Asia-Pacific (20, incl. AU/NZ) は持ちません。
確実なやり方は足し算ではなく引き算です。行程の国を書き出し、候補プランのページを順に開き、1か国でも欠けている層をその場で消します。残ったものが本当の候補で、そこで初めて1GBあたりの価格が判断材料になります。3番目の目的地をカバーしないプランは、いくら安くても安くありません。
付きません。データ専用プランなので、モバイルデータは使えますが電話番号はなく、プラン自体で発信もSMS受信もできません。通話やメッセージはアプリ経由です。WhatsApp、LINE、KakaoTalk、WeChat、Signal、FaceTimeは、ホテルのWi-Fiと同じように動きます。
影響が出るのは1点だけで、銀行や予約サイトがSMSで送るワンタイムコードです。これは自宅の番号に届くので、その受信用に普段のSIMを有効にしたまま、データはco:simのプランに任せるのが通常の構成です。認証アプリやメールでのコード受信に切り替えられるサービスなら、出発前に設定しておくと確実です。
切断ではなく速度制限です。日次プランは24時間ごとに枠が戻り、その日の分を使い切ったあとは停止せず、次のリセットまで低速で通信が続きます。
比べるべきはその低速がどれくらいかです。Asia (14 areas) の1GB・2GB・3GB日次は1Mbpsまでで、地図、メッセージ、モバイル搭乗券はまだ動きます。Asia (20 areas) は384Kbps、East & Southeast Asia (12) は128Kbpsで、画像の多いページは実質的に開かなくなります。co:simの各プランページに固有の制限速度が書かれているので、地域の平均で決めず、買うプランの数値を読んでください。
使えないことが多く、これはプランの制約ではなく端末の制約です。Appleの設定案内は、eSIMにはiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降が必要で、中国本土ではiPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、iPhone 17e、iPhone AirのみがeSIMに対応すると明記しています。香港とマカオでは、一部のiPhoneがnano-SIM 2枚のデュアルSIMになります。
確認の順番はこうなります。まず端末がeSIMに対応しているか、次にSIMロックが解除されているか、そのあとで対象国リストを比べます。iPhoneの操作は「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」です。Androidは名称が異なり「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」ですが、要件は同じです。行程に完全に合うプランでも、2つ目のプロファイルを持てない端末では使えません。
ぎりぎり外れそうな1区間でプランを決め、Wi-Fiがある自宅でインストールし、到着後に自動で掴ませる。これが確実な順番です。Asia (20 areas) など地域プランの一覧で対象国リストを確認し、思っていたより行程が単純なら、co:simの単一国プランも見てみてください。
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eSIMガイドau海外放題の特典は月額割引上限で決まります。予約料金、周遊先、月またぎの扱いを確かめ、旅行用eSIMとの追加負担を比較。2027年の変更は分けて解説します。
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$3.99〜